WiFi電波が届かないときに便利な、おすすめ中継器

WiFi電波が届かない!そんな時におすすめの中継器

WiFi電波が届かない場合は、おすすめの中継器で解決

社内構内で仕事をしていると、WiFi電波が届かない(または弱い)場所があり、パソコンやスマホから社内サーバーへ接続できなかったり、インターネットが出来なかったり、と業務に支障が出ることがあります。

そんなときにおすすめなのが中継器(無線LAN中継器)です。

中継器を導入すれば、社内のネットワーク全体を見直して大掛かりな工事をする必要もなく、低予算でWiFi電波の範囲をスポット的に広げることができます。

この記事では、WiFi電波が届かない場合におすすめの中継器についてご紹介します。

また、中継器を選ぶときのポイントなど、WiFiについてあまり詳しくない方でも分かりやすいように説明していますので、是非参考にしてみて下さい。

中継器とは?

WiFi電波が届かない場合に使う中継器とは?

ここでは、中継器の仕組みや、WiFi電波について(WiFiの規格や通信速度、WiFi電波範囲について)、簡単に説明します。また、中継器を選ぶ際のポイントもご紹介していますので、是非参考にして下さい。

中継器の仕組み

WiFi電波が届かない場合に使う中継器の仕組みについて

親機であるWiFiルーターのWiFi電波の範囲内(上図、青色枠の範囲)に、中継器を設置することにより、その中継器を起点にさらにWiFiエリアを拡張することができます。上記のオレンジ枠の範囲が、中継器によって拡張されたWiFi範囲のイメージです。

また、拡張する中継器は複数台でも問題ありませんので、かなり距離がある場合でも、さらにもう1台中継器を設置することにより(※1)、WiFi範囲を拡張することが可能となります。

※1.中継器のスペックによります。「多段接続台数」をご確認下さい。

WiFi電波の範囲

一般的にWiFiの電波範囲は、50m~100mと言われていますが、WiFi接続で業務を行う場合、接続強度を表すアンテナの数は、常にMAXの状態が望ましいです。

アンテナの数が2本、1本と少なくなるとWiFi通信速度も比例して遅くなっていきます。1本では、ほぼ仕事にならないと思います。

そのため、作業を行う場所では、常にアンテナの数がMAXになるようにネットワーク機器(WiFiルーターや中継器)を設置する必要があります。

WiFiルーターと中継器の間隔

WiFiルーター(親機)と中継器の距離は、30m~50mくらいを目安にすれば良いと思います。間に壁など遮るもの(遮蔽物)がある場合は、さらにWiFi電波範囲が狭くなる場合もあります。

WiFi電波状況が一目で分かる中継器もありますので、敷地内で良い電波状況の場所に中継器を設置すると良いです。

中継器を選ぶときのポイント

中継器を選ぶときのポイント|WiFi通信速度、WiFi電波の規格、WiFi電波の周波数帯を考慮することがポイント
中継器を選ぶときのポイントとしては、以下の内容が考えられます。

■WiFi電波範囲とWiFi通信速度
WiFi電波の範囲はどの中継器も変わりありませんが、WiFi通信速度については、中継器によって差があります。WiFi通信速度は、「Mbps(メガビーピーエス)」や「Gbps(ギガビーピーエス)」の単位で表されます。

中継器を選ぶ際は、この数字が大きいものを選ぶと、WiFi通信速度が速いということになります。

■WiFi電波の規格と周波数帯
WiFi電波の規格は、いろいろありますが、2023年時点では、下記3つの規格に注目しておけば良いと思います。

・Wi-Fi6(IEEE 802.11ax、略して11ax)
・Wi-Fi5(IEEE 802.11ac、略して11ac)
・Wi-Fi4(IEEE 802.11n、略して11n)

また、WiFiが使う周波数帯は、「2.4GHz」と「5GHz」の2つがあり、

WiFi通信速度は「5GHz」の方が早いが障害物に弱い
WiFi電波の届く距離は「2.4GHz」の方が長く障害物に強い

という関係になっています。
親機ルーターが1Fにあり、2FでパソコンやスマホでWiFi通信を行う場合などは、2.4GHzの帯域で接続した方が通信が安定することも多いです。

それぞれのWiFi規格と最大通信速度の関係は、下図の通りです。

名称 規格名 使用周波数帯 最大通信速度
Wi-Fi6
2019年~
11ax 5GHz
2.4GHz
9.6Gbps
Wi-Fi5
2013年~
11ac 5GHz 6.9Gbps
Wi-Fi4
2009年~
11n 5GHz
2.4GHz
600Mbps
- 11g 2.4GHz 54Mbps
- 11a 5GHz 54Mbps
- 11b 2.4GHz 11Mbps
- 11 2.4GHz 2Mbps

この関係性を押さえておくと、中継器を選ぶときに参考になると思います。

おすすめの中継器

WiFi通信速度が速くコスパの良い中継器をご紹介します。11ax規格に対応していて価格が安い中継器です。

「5GHz帯が1200Mbpsで、2.4GHz帯が570Mbps」あたりの中継器が最安値で5,000円~6,000円くらいですが、業務で使用する場合であれば複数人が接続することが想定されます。

そのため、業務用には「5GHz帯が2400Mbpsで、2.4GHz帯が570Mbps」以上のWiFi通信速度のある中継器をおすすめします。価格相場は10,000円~13,000円といったところです。

TP-Link RE700X

おすすめのWiFi中継器|TP-Link RE700X
8,880円(税込・配送料込)

WiFi規格 WiFi 6(11ax)
対応する
旧WiFi規格
5GHz:11a/11ac
2.4GHz:11b/11g
WiFi
通信速度
5GHz:最大2402Mbps
2.4GHz:最大574Mbps
その他 コンセント直差しタイプ
※11n規格に未対応
>> ショップサイトへ

TP-Link RE705X/A

おすすめのWiFi中継器|TP-Link RE705X/A
9,800円(税込・配送料込)

WiFi規格 WiFi 6(11ax)
対応する
旧WiFi規格
5GHz:11a/11n/11ac
2.4GHz:11b/11g/11n
WiFi
通信速度
5GHz:最大2402Mbps
2.4GHz:最大574Mbps
その他 コンセント直差しタイプ
>> ショップサイトへ

ELECOM WTC-X3000GS-W

おすすめのWiFi中継器|ELECOM WTC-X3000GS-W
9,600円(税込・配送料込)

WiFi規格 WiFi 6(11ax)
対応する
旧WiFi規格
5GHz:11a/11n/11ac
2.4GHz:11b/11g/11n
WiFi
通信速度
5GHz:最大2402Mbps
2.4GHz:最大574Mbps
その他 コンセント直差しタイプ
>> ショップサイトへ

BUFFALO WEX-5400AX6/D

おすすめのWiFi中継器|BUFFALO WEX-5400AX6/D
12,480円(税込・配送料込)

WiFi規格 WiFi 6(11ax)
対応する
旧WiFi規格
5GHz:11a/11n/11ac
2.4GHz:11b/11g/11n
WiFi
通信速度
5GHz:最大4803Mbps
2.4GHz:最大573Mbps
その他 スペックの割にコスパ良し
5GHz帯が4803Mbps
有線LANでの接続可(5台)
>> ショップサイトへ

BUFFALO WSR-3200AX4S/DBK

おすすめのWiFi中継器|BUFFALO WSR-3200AX4S/DBK
8,980円(税込・配送料込)

WiFi規格 WiFi 6(11ax)
対応する
旧WiFi規格
5GHz:11a/11n/11ac
2.4GHz:11b/11g/11n
WiFi
通信速度
5GHz:最大2401Mbps
2.4GHz:最大800Mbps
その他 中継器機能付きの無線LANルーター
コスパ最高レベル
有線LANでの接続可(4台)
>> ショップサイトへ



この記事では、WiFi電波が届かないときに便利な、おすすめ中継器について紹介しました。WiFi電波が届かなくてお困りの際は、是非ご参考下さい!

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